クイックスタート

このドキュメントでは、組込み Linux 開発用 CPU ボード Bishop を起動してからシリアルコンソール経由でログインするまでの簡単な手順を紹介します。

1. シリアルコンソール

シリアルコンソールとして使うシリアル端末エミュレータの準備を行います。 出荷状態の Bishop の場合、ポート設定は以下のようになります。

ハードウェアフロー制御Off
ソフトウェアフロー制御Off
ボーレート115200
データビット8
パリティなし
ストップビット1

以降では、minicom と Tera Term を例に説明します。

1.1. minicom の場合

まず、設定モードで minicom を起動します。

# minicom -o -s

起動するとメニュー画面が表示されます。

+--------[設定]----------+
| ファイル名とパス名     |
| ファイル転送プロトコル |
| シリアルポート         |
| モデムとダイヤル       |
| 画面とキーボード       |
| "dfl" に設定を保存     |
| 新規に設定を保存       |
| 終了                   |
| Minicom を終了         |
+------------------------+

シリアルポートを設定します。ハードウェア流れ制御が"いいえ"である点に注意してください。

A -    シリアルデバイス   : /dev/ttyUSB0
B - ロックファイルの位置  : /var/lock
C -   Callin Program      :
D -  Callout Program      :
E - 速度/パリティ/ビット  : 115200 8N1
F - ハードウェア流れ制御  : いいえ
G - ソフトウェア流れ制御  : いいえ

/dev/ttyUSB0 は実際のデバイスファイル名に置き換えてください。

"dfl" に設定を保存新規に設定を保存 で設定を保存します。 新規に設定を保存 であれば名前をつけて保存できます。

設定を保存したら minicom を終了して、再度起動します。

"dfl" に設定を保存した場合:

$ minicom -o

新規に設定を保存した場合:

$ minicom -o 設定名

-o はモデムの初期化をしないためのオプションです。シリアルコンソールの場合はモデムを初期化する必要はありません。

1.2. TeraTerm の場合

New connection では Serial を選択して、Port を設定します。

New Connection ダイアログ

Serial port setup でポートを設定します。 Flow control が none である点に注意してください。

Serial port setup ダイアログ

Terminal setup で端末を設定します。

Terminal setup ダイアログ

2. 電源を入れる

写真:電源スイッチ

  1. 電源スイッチが OFF であることを確認
  2. 付属シリアルケーブルで PC と Bishop を接続
  3. Bishop に AC アダプタ を接続
  4. Bishop の電源スイッチを ON

電源を入れた直後、LCD にはスプラッシュ画像が表示されます。

写真:スプラッシュ画像

正常に起動すれば LCD に Linux カーネルの起動メッセージが表示されます。

写真:起動メッセージ

起動が完了すれば、シリアルコンソールにログインプロンプトが表示されます。

Debian GNU/Linux 4.0 bishop ttySAC0
bishop login:

3. ログイン

シリアルコンソールから root でログインします。 出荷状態では root のパスワードは必要ありません。

ログインするとシェルプロンプトが表示されます。

bishop login: root
Last login: Mon Jul 30 11:34:30 2007 on ttySAC0
Linux bishop 2.6.22.1-pylone0 #101 Wed Aug 1 19:03:52 JST 2007 armv4tl
The programs included with the Debian GNU/Linux system are free software;
the exact distribution terms for each program are described in the
individual files in /usr/share/doc/*/copyright.
Debian GNU/Linux comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extent
permitted by applicable law.
bishop:~#
cc